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55歳男 相手の立場、レベルに立ってこそ

かつての職場での体験となります。

私の上司(以降、Aとします)は私の5歳以上年下でした、彼は私と同じ年齢の男性(以降Bとします)含め5人の部下を持っていました。

途中参加した案件でミスをした事がきっかけで、Aの私に対する心証が著しく良くなく、信頼されず、スムーズに会話もできず、『馬鹿、アホ、終わっている』と人前で罵倒される事も多々ありました。

正直、年下の人間から、ひどいパワハラを受けて嫌だなあと、仲間に愚痴を言ってしまう事も良くありました。

そして、同様に4人の同僚を見ていると、みな仕事の事で、大なり小なり怒られていました。

その程度には各々差があり、各々の仕事に対する責任感(積極性、残業をいとわない等)と正確さによって、また性別によって差がありました。

(男性には直接怒る、女性には優しく良い、そのぶん陰で言う)
結局上司Aは、自分の部下、上司(社長、専務)に対し、直接、間接をとわずほぼ全てに対し悪口を発しており、そのような態度だと自分も周囲から煙たがわれ、嫌われて、部下にまかせられず、仕事も上手く回らない、結局自分の負担が増えるのではないか、自分が損をしているのではと不思議に思いました。

同僚Bからは、「〇〇(私)のほうがAより年もキャリアも全然上なのだから、どーんとかまえていれば良いのだ」と良く言われたものでした。

そんなAと私の関係も半年が経過し、私もAの仕事の進め方、Aとの接し方にも慣れが出てしました。

私なりに、Aの人となり、仕事のやり方を考察してみました。

Aには3人の扶養家族がいました。

また持病があり本来長時間の労働は身体に負担を強いる状態である事もわかりました。

Aは社内の現場最高責任者であり、クライアントからのクレームを全て一手に引き受け、Aの上席=社長、専務からの叱責も一身に引き受けていました。

仕事もプレイングマネージャーとして、進行管理しながら1スタッフとしても動くというスタンスでした。

そして全ての案件に対し、コスト管理も行っていました。

Aの仕事に対するクオリティと責任感、キャパシティはすごいものでした。

そこで私は、徐々にですが以下の事を実践しました。

まず、Aを頼る事をなるべく止めました、Aにクオリティチェックしてもらう、ミスを正してもらう事を止め、自分で完結する事にしました。

そのためにオンオフを通じてAの持つ見識、経験、スキル、スピードを獲得する事に努めました。

一つの案件でAが100やっていた事を、80に、50に、30に減らし、Aの負担を軽減し、Aに現場仕事ではなく、新規案件獲得プレゼンなどふさわしいプロジェクトで活躍してもらえる環境が出来上がってきました。

同僚同士で意見交換も活発に行うようにつとめた結果、各々のスキルもあがり、社長、専務も、社員の気概を認め会社全体にもいい影響が出てきたと感じました。

Aと出会って2年が経過、いままで10出されていた指示がいまでは1~2となり、A自身が私に案件を安心して任せてくれるようになった事を嬉しく思うようになりました。

Aはいまだに持病があり、「〇〇さん(私)の年齢まで働けるかわからないよ」とつねずね言っていました。

その後、私はAとは違うクライアントを担当し、違うセクションで自ら矢面に立つ事になりました。

試行錯誤も随分とありましたが、「こんなとき、Aさんならどうするか?」と考えると自然と問題解決の糸口が見えてきたものでした。

100%完璧な人間はそういません。

他人に認められなくても、いじける必要はありませんが、自分に何かしらの原因があると考え、客観的に、大所高所から物事を考え、行動する事が、人間関係も、物事の取り組みも良いものにすると考えます。