26歳女 自分をさらけ出すことで友達と仲良くなっていった
私は現在26歳の女性で、事務職員として働いています。
正直に言うと、友達は少ないです。
本当に親しい、心から信頼できる友達はたったの4人で、他の友達は「友達」と言うよりも「同級生」や「元同僚」と言い表した方が適当なくらいの関係です。
そして、ほんの1~2年前までは、「心から信頼できる」と言い切れる友人も私にはたった1人しかいませんでした。
私は昔から「素の自分を見せる」のが大層苦手で、たとえばイラストを描く趣味を「油絵が趣味(実際に趣味のひとつではありますが、漫画絵を描く方が圧倒的に多いです)」と言い換えたり、本音や素の話し方を隠して話したりするのが癖になっていました。
そんな状態で人と仲良くなんてなれるわけがない、ということが当時は分からなかったのです。
ただただ、自分を隠して誤魔化すことに必死でした。
そんな私が少し変わったのは、子供の時に仲が良かった同級生から、「これ、あなたの絵だよね?」と連絡があったことです。
添付された画像には、私がSNSにアップしたイラストが載っていました。
なんと、その同級生も私がイラストで描いた作品が好きで、たまたまSNS上で私の絵を見つけたのです。
私は、彼女が同じ趣味を持っていたこと、そして私の絵だと気づいてくれたことに心底感動し、それから頻繁に連絡を取り合うようになりました。
その時、私は「好きなものを好きと言うこと」がどんなに楽しいかを知ったのです。
それから私は、自分を隠すことをほとんどやめることができました。
自分の趣味についても恥ずかしがらずに話し、相手が信頼できると感じたら自分のコンプレックス等についてもあっけらかんと話せるようになりました。
すると、相手も安心して色々なことを話してくれるようになり、どんどん信頼し合えるようになりました。
今、私にいる4人の友達は、そうやって仲良くなっていきました。
人と仲良くなるためには、臆せずに自分をさらけ出すことが大切なんだと、今なら分かります。