36歳女性 相手を知ることで自分を知ってもらうことができました
36歳専業主婦です。
過去の経験から、この年齢になって親しい友人ができ、若い頃とは違った友人関係を築くことができています。
10年程前、高校時代から仲が良かった4人グループで、いつものようにワイワイ騒ぎながら、楽しく食事をとっていました。
ふいに友人の彼の話になり、
(あれっ。
あの子フリーだったよね?)と私が思っていたところ、
「あっ!ごめん!○○(私)の前で言っちゃった!」
と友人が笑い出したのでした。
私が驚きを隠せずにいると、「だって○○ちゃんが○○(私)には絶対言わないで!と言ってきたから。
」と、場が凍ってしまいました。
「えっ、そうなんだ!おめでたいことなんだから教えてよね!」と必死に笑顔を作って、平気なフリをしました。
それから数日後のある夜、別の大学時代の友人から電話があり、「○○ちゃんの妊娠、おめでたいね。
」
「そうなの!私知らなかった。
」
「だって○○ちゃん(妊娠した子の友人)が○○(私)には内緒にしよう。
その方が面白いよ。
って言ってたから。
」
まさかの同時期に、信頼していた友人から、立て続けにそのような対応を取られたことを一人で悲しんでいました。
しかし、ふと、私にだけは教えたくない理由が彼女たちにもあったんだろなあ。
とぼんやりと気付くことができました。
その後、友人関係に関するウェブ上の記事や本をたくさん読み、勉強しました。
学んだことを実践すべく、新たな輪に飛び込んだり、年齢、性別問わず話す機会を自分から見つけたり、コミュニケーションを楽しんでいると自然と気が合う友人ができました。
私は”相手との違いを受け入れること”を学びました。
私とは違うな。
と感じたことでも、相手にはその行動をとる理由があるのです。
それを相手の口から聞き、受け入れることで、こんなにも関係がうまくいくんだ。
と相手の表情を見て実感しました。
そして、彼女たちは、私の情けない話なんかにも耳を傾け、丁寧に対応してくれることにも気がつきました。
学生時代の友人たちとはその後もしばらく会っていましたが、今では疎遠になってしまいました。
でも、彼女たちのおかげで、今の自分があると感謝しています。
自分が大切にしているものがあるように、相手にも当然大切にしているものがある、ということを心から理解できれば、自然と心許せる人間関係が築けると実感しました。